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改善事例 20130408

改善目的

職務再設計

改善テーマ

身体的負荷の大きい作業における負荷の軽減②

改善内容

 作業負担の軽減

(株)マツモトの高年齢パートタイマーの中には、能力・意欲ともに高い従業員が多いことから、彼らに基幹従業員として長く働いてもらいたいと考えていたが、単純作業を担当させるにとどまっており、十分に活用しているとは言えない状況にあった。その要因として、主力製品であるとろろ昆布の製造工程の一部に高年齢者にとって身体的負荷が大きい作業が含まれることがあげられる。そこで各工程における作業内容を洗い出し、各作業の身体的負荷の大きさを測定するとともに、特に負荷が大きいと思われる工程について、作業時間の経過に伴う担当従業員の疲労度を調査した。調査結果を踏まえ、負荷の軽減に向けた支援機器を導入する工程の一つとして、原料昆布をプレスし、ブロック状に成型する「のせ前」を選定した。改善前のプレス機器は、上面が固定されていたため、窮屈な作業姿勢を強いられたことから、新たに導入した機器ではプレス機上面を旋回できる構造とした。これにより、昆布を投入する際の姿勢が改善され、作業性も向上した。

産業分類

04 食料品製造業

実施企業名(所在地)

(株)マツモト(大阪府)

研究実施年度

2014年(平成26年度)

従業員数(研究実施当時の人数)

53人

研究年報