特集（メールマガジン第９８号)

【障】９月は「障害者雇用支援月間」です

　当機構では、９月の「障害者雇用支援月間」において、事業主の方のみならず、広く国民のみなさまに対して障害者雇用の機運を醸成するとともに、障害者の職業的自立を支援するため、厚生労働省、都道府県と協力して、さまざまな啓発活動を展開しています。
　近年、「人材確保」や「ＣＳＲ（企業の社会的責任）」への関心の高まりなどを背景として、障害者雇用に積極的に取り組む企業が増えています。障害のある方の職場改善に取り組む企業からは、以下のような声が寄せられています。

内部障害(注)のある社員が安心して働けるように特性理解にための勉強会を実施した企業より

【担当者の声】
　勉強会をきっかけにいままで理解が行き届いていなかったところを把握することができ、障害のある社員の目線で対応ができるようになったと感じています。障害のある社員と障害のない社員がお互いに理解を深めれば、作業も行いやすくなると思いますので今後も勉強会を続けたいと考えています。

【管理者の声】
　障害があってもなくても、できることは任せ、できないことはサポートするという方針に変わりはありません。みなが安心して働ける職場づくりは、人という財産につながっていくので、それが企業文化となり得るように努力したいと思います。

　当機構ホームページ「障害者の労働安全衛生対策」より作成（詳細は下記ＵＲＬよりご覧ください）
　https://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/q2k4vk000003h4nf.html

(注)内部障害：心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこうまたは直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫および肝臓の機能障害
 

　「障害者雇用支援月間」が、障害のある方の雇用を考える機会となれば幸いです。

　今号では、同月間中に開催される「障害者雇用優良事業所等全国表彰式」についてご案内するとともに、「絵画コンテスト 働くすがた～今そして未来～」および「写真コンテスト 職場で輝く障害者～今その瞬間～」の審査結果などについてご報告します。
　また、みなさまにご活用いただける刊行物などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

障害者雇用優良事業所等全国表彰式

　障害者の雇用の促進と職業の安定を図るため、障害者を積極的に多数雇用された事業所や、模範的職業人として長期にわたり勤続されている優秀勤労障害者に対し、その努力と功績を称え表彰を行うものです。

　今年度の全国表彰式は、９月１４日（火曜日）に丸の内ＭＹＰＬＡＺＡ（東京都千代田区）で開催されます。

　受賞事業所および受賞者は下記ＵＲＬをご覧ください。
　https://www.jeed.go.jp/disability/activity/education/hyosho_kaisai.html

 

「絵画コンテスト働くすがた～今そして未来～」および「写真コンテスト職場で輝く障害者～今その瞬間～」入賞作品決定

　障害者雇用についての関心と理解を深めていただくため、「絵画コンテスト 働くすがた～今そして未来～」および「写真コンテスト 職場で輝く障害者～今その瞬間～」を開催し、毎年作品を募集しています。
　今年度も厳正な審査の結果、入賞作品を選出しました。そのうち厚生労働大臣賞受賞４作品は「障害者雇用支援月間ポスター」の原画として採用され、作成したポスターは、全国のハローワークなどに掲示されます。

　
・絵画コンテスト
　テーマ　　「働くこと、または仕事に関係のある内容のもの」
　応募件数　１，６２０点
・写真コンテスト
　テーマ　　「障害のある方の仕事や職場にスポットをあて撮影したもの」
　応募件数　２７８点
　入賞作品　８０点

【審査委員講評（抜粋）】
　全国の特別支援学校や特別支援学級の児童・生徒のみなさんをはじめ、たくさんの方から心のこもった作品が寄せられました。そのなかから、募集テーマに基づき選考し「憧れている仕事、こんな風に働きたいという気持ちがあふれているもの、働くという職業観が表れているもの」などの視点から作品８０点を選出しました。

　
　入賞作品は下記ＵＲＬをご覧ください。
　https://www.jeed.go.jp/disability/activity/contest/prize.html

 

＜全国５会場＞「絵画コンテスト働くすがた～今そして未来～」および「写真コンテスト職場で輝く障害者～今その瞬間～」入賞作品展示会

　障害者雇用への関心と理解を深めていただくため、「絵画・写真コンテスト入賞作品」８０点の展示会を、全国５会場で開催します。
　個性あふれる絵画や写真をぜひご鑑賞ください！

《会場》
　全国５会場　＜東京、大阪、福岡、札幌、愛知＞
　※東京会場では、過去２年間の入賞作品（１６０点）もあわせて展示します。

・展示会の日程・会場など詳細は下記ＵＲＬをご覧ください。
https://www.jeed.go.jp/disability/activity/contest/exhibition.html

 

障害者雇用職場改善好事例

　事業所における障害者の雇用および職場定着を推進するため、雇用管理や職場環境の整備など、さまざまな改善や工夫を行った事例を募集し、他の事業所が職場改善を進めるうえでモデルとなる好事例を広く周知するものです。
　令和２年度障害者雇用職場改善好事例（募集テーマ：障害者の健康に配慮し安心・安全に働けるように取り組んだ職場改善好事例）にご応募いただいた企業の取組みなどは、現在、当機構ホームページ「障害者の労働安全衛生対策」に掲載しています。

　当機構ホームページ「障害者の労働安全衛生対策」は下記ＵＲＬをご覧ください。
　https://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/q2k4vk000003h4nf.html
 

　なお、過去の応募事例については「職場改善好事例集」として取りまとめていますのでご参照ください。

　過去の「職場改善好事例集」は下記ＵＲＬをご覧ください。
　https://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/ca_ls/ca_ls.html

《お問合せ先》
　雇用開発推進部　雇用開発課（ＴＥＬ：０４３－２９７－９５１５）