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特集(メールマガジン第99号)

【高】10月は「高年齢者就業支援月間」です

 人生100年時代を迎え、高齢化率(65歳以上の人口が総人口に占める割合)が28.8%(内閣府「令和3年版高齢社会白書」)に達した日本では、意欲と能力のあるかぎり年齢にかかわりなくだれでも働ける社会の実現を目ざしていくことが必要になります。
 令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法により、70歳までの就業確保措置を講じることが企業の「努力義務」となりました。そのため、企業も個人もこれまでの考え方や働き方にとらわれず、多様な取組みを行っていくことが重要です。
 当機構では、10月の「高年齢者就業支援月間(以下、「月間」)」において、高齢者雇用への関心と理解を一層深めてもらうため、厚生労働省などと連携してさまざまな啓発活動を行っています。この月間中に開催するイベントに加え、今後予定しているイベントをあわせてご紹介します。


高年齢者活躍企業コンテスト(注1)

 高年齢者が、長い職業人生のなかでつちかってきた知識や経験を職場などで有効に活かすため、企業などが行った雇用管理や職場改善に関する創意工夫の事例を全国から募集しました。多数のご応募をいただき、ありがとうございました。厳正な審査の結果、以下の通り表彰企業が決定しました。
 表彰企業の事例は、啓発誌「エルダー」(10月号、11月号)でご紹介する予定です。
(注1)令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法により、70歳までの就業確保が努力義務化されたことから、令和3年度から名称を変更しました(旧:高年齢者雇用開発コンテスト)。

 ・応募件数 101編
 ・厚生労働大臣表彰 最優秀賞 1編、優秀賞 2編、特別賞 3編
 ・高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰 優秀賞 6編、特別賞 7編


 表彰企業は下記URLよりご覧ください。
 https://www.jeed.go.jp/elderly/activity/activity02.html

 

高年齢者活躍企業フォーラム(注2)

 高年齢者活躍企業コンテストの表彰式などを行う「高年齢者活躍企業フォーラム」は、新型コロナウイルス感染症の拡大のため、無観客で開催いたします。
 フォーラムの開催内容につきましては、「エルダー」11月号に掲載するとともに、ライブ配信および後日YouTube(JEEDチャンネル)でのオンデマンド配信を予定しています。

<日程>
 令和3年10月6日(水曜日) 13:00~13:50

 第二部の「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」では、高年齢者雇用安定法改正をテーマにした講演や、コンテスト入賞企業による事例発表等を実施します。

(注2)令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法により、70歳までの就業確保が努力義務化されたことから、令和3年度から名称を変更しました(旧:高年齢者雇用開発フォーラム)。

 フォーラムの詳細は下記URLよりご覧ください
 https://www.jeed.go.jp/elderly/activity/forum.html

 

生涯現役社会の実現に向けた地域ワークショップ

10月~12月に各都道府県で開催(参加費無料)
 

 高齢者雇用に関心のある事業主や人事・労務を担当されている方などに向けて、高齢者を活用するための具体的かつ実践的なカリキュラムに基づくイベントを開催します。


<カリキュラム>
 以下の項目などを組み合わせ、2~3時間で実施します。
 ・改正高年齢者雇用安定法【70歳までの就業機会の確保など】
 ・専門家による講演【高年齢者雇用に係る現状や各種施策など】
 ・事例発表【先進的に取り組む企業の事例紹介】
  など

 「地域ワークショップ」の詳細は下記URLよりご覧ください
 https://www.jeed.go.jp/elderly/activity/activity04.html

 

(注)新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、開催日時などに変更が生じる場合があります。各都道府県支部ホームページで随時お知らせしますので、ご確認ください。
 

生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム

全国5都市で開催(参加費無料)
 【岩手、東京、岐阜、大阪、宮崎】
 

 令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法により、「70歳までの就業機会の確保」が企業の努力義務となりました。
 このため、本年度は高年齢者雇用安定法改正をテーマとして開催します。
 本シンポジウムでは、高年齢者雇用安定法の概要、学識経験者による講演、高齢者を活用するため先進的な制度を設けている企業の事例発表・パネルディスカッションなどにより、高齢者が活躍できる環境整備の必要性や今後の高齢者雇用について、みなさまとともに考えます。
 当日のライブ配信と後日のオンデマンド配信も実施しますので、ぜひご覧ください。


【日程および会場】
<東京開催>
 日程:令和3年10月6日(水曜日) 13:50~16:25
 (注)東京開催については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、無観客で開催します。
 当日は、ライブ配信を実施しますので、ぜひご覧ください。


<宮崎開催>
 日程:令和3年10月14日(木曜日) 13:30~16:35
 会場:宮崎市民文化ホール
 
<岩手開催>
 日程:令和3年10月28日(木曜日) 13:00~16:00
 会場:いわて県民情報交流センター(アイーナ)


<岐阜開催>
 日程:令和3年11月18日(木曜日) 13:30~16:30 
 会場:長良川国際会議場


<大阪開催>
 日程:令和3年11月26日(金曜日) 13:00~16:00
 会場:ヴィアーレ大阪4階 ヴィアーレホール


 「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」の詳細は下記URLよりご覧ください。
 https://www.jeed.go.jp/elderly/activity/symposium.html


(注)新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、開催日時などに変更が生じる場合があります。当機構ホームページで随時お知らせしますので、ご確認ください。
 
 

参加者から寄せられた声

 令和2年度に開催した「高年齢者雇用開発フォーラム」、「地域ワークショップ」、「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」にて参加者から寄せられた声をご紹介します。

・他企業の取組みを聞く機会が今までなかったため、新鮮でした。どの会社さまもさまざまな状況のなか、柔軟な取組みをされており、とてもよかったです。

・60歳を超えても働き続ける高齢者が増えるなか、その方々が働きやすい環境整備が必要になってきているとあらためて感じました。50代のうちに研修を行い、60代の準備をするなど、これからの環境づくりの参考となり、非常に有意義な講演でした。

・パネラーから高齢者雇用の実情が聞けてよかったです。労使のニーズが合致するようなシステムづくりや高齢者の特性に配慮した環境づくりが大切だと思いました。

・高齢者雇用は近い将来において重要視されていくと認識していましたが、実際の取組み方や考え方がわからない部分が多くありました。本セミナー・講演を受けて非常に参考になりました。

・事業主側は再雇用者のためにさまざまな策を講じていますが、当人が再雇用になるなら周囲がやりにくいだろうと遠慮がちになったり、賃金が下がるなら当然仕事量も減るというのが根底にあり、なかなかそれを払拭できません。再雇用される側の意識つけに苦戦しています。

・今後の参考とさせていただきます。高年齢者の雇用は若年層への将来の働き方にも影響するため、今後しっかりと制度を固めていく必要があると感じました。

お問合せ先
雇用推進・研究部 研究開発課(TEL:043-297-9528)