所在地 | 福岡県北九州市 |
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事業内容 | 電磁鋼板スリット加工、包装業務および変圧器巻き鉄心の製造販売 |
従業員 | 203人 |
研究費 | 24,856千円 |
研究領域 | 職務再設計、能力開発 |
研究テーマ | 電磁鋼板精整・梱包作業における中高年齢者のための職務再設計実務の再評価及びそのアプローチの確立と適正負荷環境下における職務能力水準の評価に関する調査研究(Ⅱ) |
研究内容 | (ハード)「梱包作業」、「クレーン作業」に係る負担の軽減 (ソフト)前年度実施した改善策から効果測定及び再評価を行い、さらなる支援機器の導入を行うと伴に、年齢を意識しない真の客観的職務評価法を確立 熟練度による疲労度合いの差の解消を目指すべく、技能伝承手法の確立 これを支援する技能水準診断システムを開発し、それを基にした教育・研修システムの骨子を構築 |
研究概要 | 前年度の視野改善の効果を検証するとともに前傾姿勢の発現頻度の減少とそれに伴う腰への負担軽減効果が確認できた。職務満足度について調査を行い職場環境の改善に努めた。 |
外部研究者 | 産業医科大学 教授 神代雅晴 新日本製鐵(株)八幡製鉄所 生産技術部能率G 戸嶋博文 新日本製鐵(株)八幡製鉄所 電磁鋼板工場M 長 誠一郎 |
所在地 | 島根県出雲市 |
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事業内容 | 寝具製造(洋寝具中心) |
従業員 | 84人 |
研究費 | 21,675千円 |
研究領域 | 職務再設計、人事・賃金 |
研究テーマ | 寝具製造・販売業における中高年従業員の作業負担軽減と活性化に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)作業負担の大きい「仕上げ工程作業」、「キルティング工程作業」、「寝具の移動昇降作業」における作業負担軽減 (ソフト)65歳継続雇用の実現を図り、高齢者にとって働きやすい職場づくりを行うため、高齢者雇用を意識した人事評価制度、能力主義に基づく職能給の導入等の制度改革 |
研究概要 | 仕上げ工程作業は習熟度を必要としてふとんを押しながら、また振り回すという繰り返し作業で高齢者にとって非常に作業負担の大きい作業であった、作業分析等に基づき支援機器により作業姿勢も楽になり、負担が大幅に軽減された。組織活性化のためのトータル人事システムの骨格となる職能資格制度と人事評価制度ができあがった。 |
外部研究者 | (株)ビジネスブレイン 代表取締役 松浦和夫 |
所在地 | 京都府京都市 |
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事業内容 | 化学品製造業、界面活性剤・樹脂添加剤・合成糊料などの製造> |
従業員 | 885人 |
研究費 | 22,061千円 |
研究領域 | 職務再設計、人事・賃金 |
研究テーマ | 化学品製造業における高齢者活用による技能伝承の仕組みづくりと高齢者職場の創出に関する調査研究 |
研究内容 | (ソフト)中高年従業員の持つ生産技術・トラブル対応等のノウハウを伝承するためのシステム作りを行い、中高年者、若年者の混在職場を活性化 (ハード)高齢者の働きやすい職場を創造するため、高齢者にとって作業負荷の大きい「SE生地製造時の乾燥ダクト清掃作業」、「SE包装作業」、「界面活性剤原料仕込作業」の各作業について作業負荷軽減のための支援機器・装置を開発・試作 |
研究概要 | 乾燥ダクトの清掃作業については、ダクト内が狭隘なため、無理な姿勢で作業していたが構造変更による改善を施したことで大幅な作業負担の軽減がなされた。人材育成の具体的な対策として「教育委員会」の設置案を検討した。 |
外部研究者 | 尾﨑経営事務所 所長 尾崎泰雄 トータルビジネスコンサルティング 代表 松尾安藏 |
所在地 | 北海道帯広市 |
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事業内容 | 豆類、米類、小麦等の仕入れ販売 |
従業員 | 94人 |
研究費 | 28,118千円 |
研究領域 | 職務再設計 |
研究テーマ | 豆類調整作業における中高年女子パート従業員の雇用確保のための職場改善等の条件整備に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)豆の選別作業に係る作業負担の軽減 |
研究概要 | 「手選り選別工程」自体に従業員の不満は少ないものの従業員調査に基づき、作業以外の衛生的要因での目の疲労、騒音、照度といった9つにわたる作業環境項目の改善を実施した。 |
外部研究者 | 北海道工業大学 教授 三上行生 北海道立工業試験場 科長 飯田憲一 北海道立工業試験場 研究職員 畑沢賢一 |
所在地 | 兵庫県宍栗郡 |
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事業内容 | 各種モーター巻線加工、井戸用ポンプ等製造 |
従業員 | 165人 |
研究費 | 24,866千円 |
研究領域 | 職務再設計、能力開発 |
研究テーマ | ステータ製造業における高齢者の能力開発と作業改善に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)高齢者を積極的に活用できる職場づくりを行うため、高齢者がこれまで培ってきた経験とモノづくりの技術を活用したセル生産方式に基づくライン構築を行うと伴に、高齢者に負担のかからない支援機器・装置を開発・試作 (ソフト)単能工から多能工への変革を図るために職務内容を検討し、教育訓練及び能力開発体制を整備、高齢者のやる気・能力を重視した職能給制度等の導入や高齢者雇用を意識した賃金体系の確立 |
研究概要 | 負担や障害の大きい取り置き作業や段取り替え作業が混在する生産方式を見直し、小ロットラインを目指すU字ラインの構築を図った。アンケート調査に基づき小集団グループが結成され高齢者の活用の基盤が形成された。 |
外部研究者 | (株)環境コンサル 代表取締役 津田直昭 恒工房 所長 寺川恒夫 業再技術コンサルタント 所長 白﨑憲二 |
所在地 | 鳥取県鳥取市 |
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事業内容 | 鮮魚や海産加工品の販売と魚介類の塩干し等水産加工業 |
従業員 | 31人 |
研究費 | 21,621千円 |
研究領域 | 職務再設計、健康管理 |
研究テーマ | 魚介類の塩干品等加工製造業における高齢者のための作業負荷軽減と教育訓練に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)すでに制度化されている継続雇用制度を維持・推進させるために、現在高齢者に肉体的・精神的負担を与えている塩干し品等水産加工品の製造における処理工程・出荷工程における作業について、負担を軽減させるための支援機器・装置の開発・試作 (ソフト)高齢者の再雇用を容易にするために、衛生管理マニュアル・健康管理マニュアル等を作成し、高齢者のための教育訓練・健康管理に係る条件を整備 |
研究概要 | 出荷前の選別工程では物差しにより目視の選別であり、視力の疲れと手間を要する作業であったが、専用の重量選別方式の開発により視力の負担軽減や作業効率の向上が図れた。また、一般衛生管理項目である服装、洗浄・消毒、異物混入に関する状況を調査、検討を進め、衛生意識の向上を図った。 |
外部研究者 | 天理大学 教授 近藤雄二 元鳥取県産業技術センター 食品技術科長 景山拓一 早竹社会保険労務士事務所 所長 早竹政利 |
所在地 | 神奈川県横浜市 |
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事業内容 | 鶏卵の生産及び販売 |
従業員 | 97人 |
研究費 | 24,073千円 |
研究領域 | 職務再設計 |
研究テーマ | 鶏卵製造販売業における高齢従業員の作業負荷軽減と高齢者就業に適合した人事制度の構築に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)高齢者にとって身体的・精神的に負担の大きな作業となっている、「血玉検出作業」、「重量物搬送作業」、「パッキング作業」、「品質管理作業」について、負担を軽減させるための支援機器・装置を開発・試作 |
研究概要 | 最終工程におけるパッキング作業では日付のラベル内、手貼り、ケース入れなど一連の動作を手際よくこなさなくてはならず、作業者の敏捷性が求められていたが、パッキング支援機器を開発導入することで高齢者の就労が可能になった。 |
外部研究者 | (有)露木生産技術研究所 所長 露木崇夫 |
所在地 | 千葉県山武郡 |
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事業内容 | 冷凍魚類(鯛・蛸など)水産品の一次加工業 |
従業員 | 28人 |
研究費 | 20,022千円 |
研究領域 | 職務再設計 |
研究テーマ | フィッシュコラーゲンの製造技術開発による高齢者雇用機会の創出に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)現在手作業で行われている「フィッシュコラーゲン」の製造について、高齢者に特化した製造システムを開発し、新規業務創出のためのプロセスを開発研究 |
研究概要 | 高齢者に負担の大きい垂直方向の作業では腰痛などが発生しやすい。また大きな柄杓を用いた反復作業では腕や腰に大きな負担が生じる。これについて、生産システムを半自動化する改善を行い、作業負荷を軽減した。 |
外部研究者 | 千葉工業大学 教授 榎本眞三 千葉工業大学 教授 柴田充弘 |
所在地 | 山形県上山市 |
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事業内容 | 自動車部品の製造業 |
従業員 | 165人 |
研究費 | 2,999千円 |
研究領域 | 職務再設計、人事・賃金 |
研究テーマ | 自動車部品製造業における高齢者に適合した地域におけるモデル職場の構築に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)高齢者にとって身体的・精神的に負担の大きい「材料や半製品、製品などの重量物搬送及び昇降作業」、「製品検査作業」について、負担を軽減させるための支援機器・装置を開発・試作 (ソフト)各工程に応じた最低必要職務能力を策定し、従業員の持つ職務遂行能力の評価が適切に行える職務遂行能力評価制度を構築し、公平で適切に個人の職務能力の再評価できる制度を整備 |
研究概要 | 出荷梱包作業について、レイアウトの改善のみでは作業負荷の軽減ができないため、負荷を軽減するためにジブクレーンを改良し改善を図った。切屑の運搬作業については、切屑の運搬、圧縮機への投入といった、高齢者にとって負担の大きい作業であったが、自走機能と投入機能を加えた改良を行い身体的負担が大きく軽減された。 |
外部研究者 | 東北大学大学院 教授 堀切川一男 経営計画研究所 所長 三宅鴻志 |
所在地 | 福島県会津若松市 |
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事業内容 | 大規模観光旅館の経営 |
従業員 | 158人 |
研究費 | 18,147千円 |
研究領域 | 職務再設計 |
研究テーマ | 旅館業における高齢者のための作業情報通信システムに関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)旅館業における重要な接客作業について、接客サービスの経験が無く、客層・客質が毎日変化する作業環境に対して、対応力・順応力に乏しい高齢者でも接客作業に就くことが可能となるような「客層・客質別の対応シナリオに沿った工程管理」と「館内作業支援情報システム」を構築 |
研究概要 | 客種ごとにサービスシナリオが考案できるように9つのサービス工程を設定した。また、多様な客層への受け入れ体制整備のために、作業情報の提供を可能にするシステムを構築した。 |
外部研究者 | 東海大学 講師 加藤貞夫 サービス経営研究所 所長 大橋秀行 サービス経営研究所 主任研究員 平井ゆき子 |
所在地 | 大分県大分市 |
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事業内容 | 百貨・専門店・食堂 |
従業員 | 1,317人 |
研究費 | 12,500千円 |
研究領域 | 職務再設計、能力開発 |
研究テーマ | 百貨店におけるファミリー食堂の厨房・洗い場作業の高齢化に対応した職務再設計と能力開発のための条件整備に関する調査研究 |
研究内容 | (ハード)高齢者にとって負担の大きい「洗い場作業」と「厨房作業」について作業負担の軽減を図るための支援機器・装置を開発・試作 (ソフト)高齢者の持つ接遇や調理に関するスキルマップを整備し、高齢者個々人の能力を的確に把握し、能力にあった配置を図り、さらに理解しやすい内容による接遇マニュアルや調理手順書を整備し、高齢者に適応した能力開発システムを構築 |
研究概要 | 食器洗浄作業では、コンテナを床に下ろす、持ち上げるといった作業が頻繁に生じるため、高齢従業員に腰痛や手足のしびれを訴えていたが、支援機器の開発導入により作業そのものが楽になり、肉体的な疲労の訴えも減少した。 |
外部研究者 | 甲斐経営技術研究所 所長 甲斐章人 日本文理大学 助教授 徂徠三十六 |