本文へ
現在位置:
  • 機構ホーム>
  • 刊行物の紹介(メールマガジン第129号)

刊行物の紹介(メールマガジン第129号)

【高】「産業別高齢者雇用推進ガイドライン」のご紹介

  高齢者雇用を推進するためには、産業ごとに労働力人口の高齢化や経営環境、求められる労働の性質、形態などに違いがあるため、各産業の状況に応じて取り組むことが効果的です。
 JEEDでは、こうした背景をもとに産業別高齢者雇用推進事業を行っており、同事業を産業団体に委託することにより、産業団体が中心となって高齢者雇用の課題とその解決に向けた提案を「ガイドライン」として取りまとめ、その内容を会員企業などに普及しています。
 令和5年度は、以下5業種のガイドラインを策定しました。JEEDのホームページ上で公開していますので、ぜひご覧ください。
 ※これまで策定したガイドラインは96業種(115件)あります。

ガイドライン掲載ページ
https://www.jeed.go.jp/elderly/enterprise/guideline/index.html

1 組込みシステム業(一般社団法人 組込みシステム技術協会)

「組込みシステム業 高齢者雇用推進の手引き」
https://www.jeed.go.jp/elderly/enterprise/guideline/active65_system.html

 組込みシステム業界は定年到達者が本格的に増え始めたところです。加えて多くの企業において技術者不足が問題になっているため、いままで以上に高い専門性を持つ高齢者の活躍が期待されています。本ガイドラインでは、高齢者の労働条件の決定方法や、年齢にかかわりなく活躍できるような環境整備(社内体制やしくみづくり)について会員企業の事例を紹介し、「高齢者自身もまた行動の変容が必要」とのメッセージを発しています。

2 倉庫業(一般社団法人 日本倉庫協会)

「倉庫業 高齢者の活躍に向けたガイドライン~シニア人材の強みを生かす~」
https://www.jeed.go.jp/elderly/enterprise/guideline/souko.html

 倉庫業界は昨今の人材不足に加えて、いわゆる2024年問題の影響がおよぶことは必至であり、高齢者のよりいっそうの活躍が喫緊の課題となっています。本ガイドラインでは、企業や従業員へのヒアリングやアンケートの結果をもとに、高齢者の活躍を推進するために企業が取り組んでほしいことを6つの指針として紹介しており、そのなかで「高齢者雇用は会社からすべての従業員に対するメッセージである」と結んでいます。

 

3 在宅介護サービス業(一般社団法人 日本在宅介護協会)

 「高齢者も働きやすい介護事業所に向けて~在宅介護サービス業高齢者雇用の手引き~」
https://www.jeed.go.jp/elderly/enterprise/guideline/active65_zaitakukaigo.html

 在宅介護サービス業界は超高齢化社会において介護人材の不足が問題化しており、高齢者雇用が重要な位置づけになっています。この業界ではすでに高齢者が多く働いていますが、さらなる高齢者雇用の推進を成功させるための3つのポイントを、実際の企業事例を挙げて提唱しています。なかでもこれから不可欠なICT機器の導入・活用への対応を高齢者にも求めており、その際に必要な工夫についても紹介しています。

4 職業紹介業(公益社団法人 全国民営職業紹介事業協会)

「職業紹介業における高齢者雇用推進ガイドライン」
https://www.jeed.go.jp/elderly/enterprise/guideline/active65_keibi.html

 本ガイドラインでは、職業紹介事業者の多くが直面する求職者の獲得とサービスの高度化という課題に対して、高齢者を含む従業員の「デジタルスキル」とコミュニケーション能力などの「アナログスキル」の両輪をもって対応することが必要としています。こうした背景をふまえ、自社で働く高齢従業員の活躍のみならず、高齢求職者が紹介先で活躍できるよう、必要となるポイントを紹介しています。

5 警備業(一般社団法人 全国警備業協会)

「警備業 高齢者の活躍に向けたガイドライン~社会の安全・安心を支えるため、高齢者の活躍に向けて~」
https://www.jeed.go.jp/elderly/enterprise/guideline/active65_keibi.html

 警備業は従来から高齢者雇用が進んでいる産業であり、約2人に1人が60歳以上、約5人に1人が70歳以上という現状ですが、本ガイドラインでは今後も高齢者が活躍するために必要な6つの指針を掲げています。また高齢者のモチベーション向上のため、警備員の技術・能力・態度などを見える化したスキルマップ・シートの活用例を掲載し、これにより高齢者をはじめとする従業員が働くうえでの納得感を高めることができます。


 ◆お問合せ先◆
 高齢者雇用推進・研究部 産業別雇用推進課(TEL:043-297-9530)

【高】「70歳雇用推進事例集2024」のご紹介

  2021(令和3)年4月1日から、改正高年齢者雇用安定法が施行され、70歳までの就業機会を確保する措置を講ずることが企業の努力義務となりました。JEEDではこれに対応し、70歳までの就業確保措置(努力義務)を講じた先進企業の事例集(70歳雇用推進事例集)を2022年からシリーズで作成しています。
 今般、本事例集の2024年版を作成し、JEEDのホームページ上で公開しておりますので、ぜひご覧ください。
 
事例集掲載先URL
https://www.jeed.go.jp/elderly/data/manual.html

<特長>
・①70歳以上への定年引上げ、②70歳以上の継続雇用制度の導入、③定年制の廃止を実施した20事例を掲載
・業種、地域、従業員規模を考慮して事例を選定
・制度導入の課題対応と導入後の効果を紹介
・高齢社員の戦力化、賃金・評価制度、安全衛生・健康管理などの取組みも紹介

◆お問合せ先◆ 
 高齢者雇用推進・研究部 産業別雇用推進課(TEL:043-297-9530)
 ※冊子をご希望の場合は以下URLよりお問合せください
  https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeN-sGaShqvXdWzBYNe_qPTBCL-vurkHRmSpeTXY6boQE01Tw/viewform
 (Googleフォームへ移動します)